インラインスケートのベアリング【種類】

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インラインスケートのベアリング【種類】

インラインスケートのウィール用を含め、沢山あるベアリングの種類についてです。

主なベアリングの種類

一言にベアリングといっても、(広域でのベアリング)工業機械用、自動車用、自転車用、家電製品用、スケート用など沢山の種類がありますが、ここでは大きい2分類での6種類の紹介です。
ボールタイプの2つとローラータイプの4つです。

ボールタイプベアリング(2つ)

 

①深溝玉軸受(ボールベアリング)

深溝玉軸受(ボールベアリング)の画像

 

②アンギュラ玉軸受(アンギュラボールベアリング)

アンギュラ玉軸受(アンギュラボールベアリング)の画像

参照:Koyo

ローラータイプベアリングタイプ(4つ)

 

③円筒ころ軸受(シリンドリカルローラーベアリング)

円筒ころ軸受(シリンドリカルローラーベアリング)の画像

 

④針状ころ軸受(ニードルローラーベアリング)

針状ころ軸受(ニードルローラーベアリング)の画像

 

⑤円すいころ軸受(テーパーローラーベアリング)

円すいころ軸受(テーパーローラーベアリング)の画像

 

⑥自動調心ころ軸受(スフェリカルローラーベアリング)

自動調心ころ軸受(スフェリカルローラーベアリング)の画像

参照:Koyo

上記6つのベアリングの画像を見てそれぞれを比較すると、その構成や構造、形状などの違いから、働きや効果などの違いをある程度理解することができるかと思います。

それぞれ目的や用途に応じて使い分けされますが、インラインフィギュアスケートをはじめとする、ローラー系スケート全般のウィールで使用されるベアリングは、
①の深溝玉軸受(ボールベアリング)がほとんどです。

ローラー系スケート全般のウィールで使用されるボールベアリングにも更にいくつかの種類があります。大きさサイズの違い以外に、ボールが収納されている保持器の露出を目隠しカバーしているシールドの違い、バリエーションがあります。
この目隠しカバーしているシールドは、内部にゴミやホコリが入るのを防いでいます。簡単にいえばフタをしています。
保持器や球にゴミやホコリが溜まると、摩擦が増えて、滑りの滑らかさが落ちます。これについては、頃合いをみてクリーニングをします。
クリーニングは簡単なのでそんなに手間がかかるものではありません。
(クリーニングの方法については別記事にて掲載予定)

クリーニングの際にはシールド(フタ)を基本的には外すのですが、ベアリングの種類によっては外せないものもあります。
シールドが外せないベアリングは外さない状態でクリーニングしますが、どちらかというと、シールドが外せるタイプの方がより綺麗にクリーニングすることが可能です。
すなわち、シールドが外せないタイプのベアリングは、買い替え頻度が多くなりますが価格が安価で、外せるタイプはクリーニングをしながら長く使用することが可能ですが、価格が少し高めになります。

また、ウィールのベアリング穴にベアリングを嵌め込んだ時に、少しサイズがキツイ状態できっちりハマる状態が理想ですが、ベアリングサイズに対してウィール穴が大きく、簡単に取れてしまう時は、ベアリングやウィールのペアの組み合わせを入れ替えてみたりすると、相性がいい組み合わせがあったりします。
ウィールやベアリングは消耗品ですが、すぐに使えなくなるものではありません。長期に渡って使用し、消耗した際は新調しましょう。
クリーニングやメンテナンスを行うことで長期間使用する事が可能です。

左に金属製目隠し蓋のメタシールドのベアリング、右にラバー製目隠し蓋のラバーシールドのベアリングの画像

ベアリングの精度を示す表示【ABEC】

ベアリングを選ぶ際には、精度を示すABECという数値表示があります。
「ABEC1・3・5・7・9」があります。表記がないものもあります。
スケート用ベアリングでは「ABEC3・5・7」が主に使われています。

大きい数字になるほどウィールの回転が良くなり、スピードを出しやすくなります。

色々なテクニック重視であれば「ABEC3」
スピード重視なら「ABEC7」といった具合です。

初心者の方は、最初は3から始めましょう。
慣れてきたら5・7と段階的に上げていくようにしましょう。
使用する目的によって使い分けるのもおすすめです。

インラインフィギュアスケートの場合はスピードよりもテクニックが重要なので3か5が良いでしょう。

ベアリングの精度を示すABEC数値が左から3・5・7の3つのベアリングが並んだ画像

ベアリングに内蔵されているのボールの数について

スケート用のほとんどのベアリングに使われているボールの数は7個ですが、中にはボールの数が6個
のものもあります。
7個に比べて1個少ない分、重量と摩擦が減りますのでその分スピードが出やすくなるメリットがありますが、耐久性が低くなり衝撃に弱いというデメリットもあります。

インラインフィギュアスケートの場合はジャンプの着地などの衝撃が加わりますのでスピード向けの6個よりも7個が良いでしょう。

左がボール7個のベアリングで右がボール6個のベアリング。2つのベアリングが左右に並んでいる画像

グリスタイプベアリングとオイルタイプベアリング

スケート用ベアリングには、グリスタイプとオイルタイプがあります。
グリスタイプは両面シールドでカバーされている内部に粘性のあるグリスを入れる事により、摩擦が少なくなり過ぎず、しっとりとしっかりした滑走が可能です。
オイルタイプは潤滑性の高いサラサラしたオイルを使用しますので摩擦が少なく軽快な滑りが可能です。
スケートボードなどでは、滑走目的に応じて使い分けします。
インラインフィギュアスケートでもオイル使用とグリス使用の両方が使用可能です。

スケート系ウィールのベアリング洗浄クリーニング方法

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