フィギュアスケートの靴職人さんやメーカーについて
インラインフィギュアの靴はアイスフィギュア用の靴と同じ靴を使用します。
つまり、フィギュアスケートの場合は、アイス、ローラー、インライン、全てフィギュアスケート用の靴を使用します。
国内メーカー、外国メーカーの靴がそれぞれありますが、選手レベルでは、外国製の靴を使用している方が多いようです。
各選手、各々好きなメーカーの靴を使用していますが、人気があるのは、イタリアのＥＤＥＡ（エデア）社製の靴です。
ＥＤＥＡの靴の特徴は開発された新素材を使用し、その魅力は何といっても「軽くて丈夫」という事です。
競技の主要要素「ジャンプ」にとって、靴の軽量化はとても重要な要素です。
多回転ジャンプをする選手においては、衣裳の軽量化にも配慮するほど軽量化は重要になってきます。
水泳選手の水着における「水の抵抗をどこまで少なくするか」と同様です。
インラインフィギュアのフレームはアイスフィギュアのブレードに比べて、重量は重めです。ですので、アイスフィギュア以上に靴の軽量化が重要視され、インラインフィギュアの場合は、より軽い靴の方が適していると言えます。
全体的にどのメーカーの靴も徐々に軽量化されてきていますし、靴の形状や内側のクッション性など、重さ以外の要素もあり一概にどの靴がいいとは言い切れません。
外国製の靴は細長いスマートな形状が多く、横幅が広めの日本人の足には横幅がタイトになってしまうことがしばしばあるようです。
これについても、１つの靴モデルに対して、横幅サイズのバリエーションを設けているメーカーもあります。
外国メーカーの靴ですと、サイズ表記の読み取りやサイズ換算などでのミスや、日本サイズとの誤差が生じることがあり、「想定してたサイズと実物のサイズに差があった」ということもしばしばあるようです。
外国メーカーの靴を候補に考えるときは、特にサイズに注意することが必要です。事前に充分に確認することをおすすめします。
フィギュアスケート用の靴は、機械のみで量産できるものでなく、少なからずとも職人の方々の知識、経験、技術で作り出されています。
日本にも、フィギュアスケートの靴を、一から仕上げまで手作りで作り上げる職人さんがいらしゃいますが、現在はそういったその職人さんの数は少なく、かけがえのないご存在です。
その知識と巧みな技術が受け継いでいかれることを願います。
そういった意味でもフィギュアスケートの靴というのは特別なものです。
１足１足、愛着を持って使いたい密接で大切な物といえます。
以下、幾つかのメーカーリストです。
【外国製メーカー】
・EDEA（エデア）
・RISPORT(リスポート)
・GRAF（グラフ）
・JACKSON（ジャクソン）
【日本製メーカー】
・オオタスケート
・横山商店
・鶴川製靴所
素晴らしいフィギュアスケート靴の靴職人さん
神奈川県でフィギュアスケート靴を製造されている靴職人さんの貴重な記事があります。
オリンピック金メダリストの荒川静香さん、織田信成さん、安藤美姫さん、村主章枝さんをはじめ、多くの選手の方達からの絶大な信頼を得て靴を作られています。
下記リンク先の引用元記事を是非ご覧ください。
参考YouTube動画
「平成18年度認定かわさきマイスター 吉田 良雄さん（靴製造）（5:56）」
下記画像クリックで当該YouTube動画を表示
